【FXテクニカル】ドル円

ついに84.00をブレイク。これから先は、世界的なドル安トレンドと介入観測の一騎打ちの様相となる。

昨日安値は、83.70レベル。ドル売り圧力が更に強まった場合、まずはこのレベルを下抜け、85.50を試すかが注目される。9月13日がまさに同じ展開だった。85円ミドルレベルをも下抜ける展開となれば、言うまでもなく83.00が次のターゲットとして視野に入るだろう。

焦点は、83.00のラインを再び死守するためのシグナルを、日銀が市場へ発するかどうか。 介入再実施となれば、まず84.00のラインがサポートからレジスタンスへ転換したかを見極めることが重要だろう。突破した場合は、21日MA(84.51)、84.85レベル(レジスタンスライン)、85.00、85.40レベル(9月24日高値)そしてフィボナッチ23.60%戻し85.73レベルの順でレジスタンスポイントを想定しておきたい。

逆にレートチェックや介入の観測のみが市場に伝わった場合、一時的なドルショートカバーは発生する可能性はある。しかし、上記レジスタンスポイントで上値が抑えられた後、すぐに反落し、9月15日安値82.87をトライする状況となるのではないか。

このレベル(82.87)でダブルボトム形成に失敗した場合は、更にドル売り圧力が増す可能性もあり、ボリンジャーバンド(MA:21 σ:2.5)の下限85.51レベルが次のターゲットとして浮上するか注目したい。

USD/JPY 日足