日本国債市場、小沢氏の話題でやや"神経質"に - 今晩は米雇用統計

米雇用統計を翌日に控えた中でのイベントも、為替市場では無難にこなしてユーロが堅調に推移し、株式市場ではECBの流動性供給などリスク回避志向が後退したことで、小幅堅調の展開になった。

最初のイベントであるECB理事会は、政策金利は据え置きにし、1週間・1カ月物の流動性オペ、全額供給を1月まで継続することを決定。ただ、市場ではメディアでの観測記事もでていて織り込み済みであったことからサプライズとはならず。また、2010年のGDP見通しを1.4%-1.8%、2011年を0.5%-2.3%と上方修正(スタッフ予測)したものの、トリシェ総裁がその後の記者会見で楽観視していない旨のコメントを出したことから、以前の強気のスタンスはやや控えた格好となり、反応は限定的だった。

その後の米新規失業保険申請件数、中古住宅販売保留の数値に対してもポジティブながらも、あえて反応しないような地合い。

本日の主な経済指標

・16:50(仏)8月サービス部門PMI

・16:55(独)8月サービス部門PMI

・17:00(ユーロ圏)8月サービス部門PMI 改定値

・18:00(ユーロ圏)7月小売売上高

・21:00(その他)ブラジル第2・四半期GDP

・21:30(米)8月雇用統計

・23:00(米)8月ISM非製造業景気指数

・23:00(米)ロックハート・アトランタ地区連銀総裁 講演

今晩の米雇用統計を控えて、市場は様子見ムード一色かと思いきや、日本国債市場では民主党代表選に絡んで、小沢氏の話題でやや神経質になっているよう。去年のマニュフェストへの回帰という点がさらなる需給悪化懸念を生じさせ本邦系金融機関が売りで動いたことから、日本時間においては、彼のコメントには警戒している模様。

為替市場では、ドル円は84円台でのもみ合い継続となっている。市場関係者の間では介入警戒感を持つ向きもあるが、市場においては単独での行動は限定的と見る向きが優勢。こういった中、海外からの話題で米当局筋としては日本の介入に関して否定的なスタンスを持っているともいわれ、ECB側においても市場に対する行動に関してはG7/G20上で討議される問題と冷ややかなスタンスがあるらしい。

日本の産業界などからは断固たる措置が望まれているようだが、欧米の冷ややかなスタンスがあるのであれば、無理な行動は逆効果になりやすい。ましてや、一般消費財の輸入筋としては恩恵になるうえに、日本の資源はほぼ100%輸入に依存している状態。輸出企業にとっても、原材料は輸入に頼っているところも多いのではないだろうか?

いずれにせよ、可能性がさらに後退するのであれば、円買い需要がドル円・クロス円の上値を抑えてきそうだ。

ただ、市場の最大注目は今晩の米雇用統計のため、ポジション調整的な動きには注意したい。今週の安値を下回らないのであれば、イベントまではレンジ取引で終始する可能性が高い。株式市場からのリスク思考の地合いがどの程度影響するか見極めたい(日本225で100円程度の動きでは、為替市場にとっては動いたという反応にはなりにくいよう)。

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