【今日のCFD】英FTSE100株価指数

米景気減速懸念、特に米国の厳しい雇用情勢に対する懸念が世界中の投資家のリスク回避姿勢を強めている。

欧州タイムの資金の流れを見ると、ドイツ10年債への流入が加速し利回りは2.085%まで低下、米2年債利回りも約18カ月ぶりの水準まで低下している一方、株式市場からの流出は継続し、連休明けの英FTSEも序盤から上値の重い状況となっている。

今週は米雇用関連指標が市場の焦点となっており、それ以外の米経済指標が市場予想を上回っても、株式市場は一過性の買い戻しに終わる可能性がある。

テクニカルで8月の動向を見ると、上旬より下落基調が続いていることがわかる。更に11日よりトレンドチャンネルも形成している点にも注目したい。

現在、ピボットS1が意識されている。すぐ下にはS2も控えており、サポートゾーンを形成する可能性がある。というのも、8月26~27日にこの水準で下支えされた後、5200台を回復した経緯があるからだ。再び同じ展開となれば、5265-5270レベルでトリプルトップ形成が上値の焦点として浮上しそうだ。

逆にS2をブレイクした場合、S3がネクストターゲットとして浮上する。

英FTSE100株価指数 1時間足