AIGエジソン生命保険は31日、クラウドコンピューティングを活用し、インターネットで生命保険の商品販売を行う仕組みを構築したと発表した。

これにより、保険料試算・プラン選択、顧客情報の登録、健康状態の告知からクレジットカードを利用した保険料の支払いまで、「一連の手続き全てを、顧客の好きなときにスピーディーに実施することが可能となる」(AIGエジソン生命)。保険加入後は、契約者向けインターネットサービス「Myエジソン」を使い、住所変更などの保全手続きをいつでも行うことができる。

「インターネット申込み」概要

法令によって書面提示が求められている「解約払戻金に関する説明書」を除き、申込みはインターネット上ですべての手続きが完結するため、「書類作成等の手間が軽減される」(同社)。インターネット上の手続きは署名や押印も一切不要で、万一入力洩れがあった場合でも、「システムがわかりやすく該当個所を表示するので安心」(同)。

今回のシステム開発に合わせて、ミュンヘン再保険グループ傘下のオールフィナンツLtdが開発した「自動引受査定システム」を導入。同システムを利用し、インターネット上から入力された顧客の健康状態の情報に基づき、同システムが自動的に契約引受けのための一次査定を行う。この結果、契約成立までの時間が短縮される。

また、この自動引き受け査定システムは、2011年中には、対面販売を行う営業社員用のシステムへも導入する予定となっている。

さらに、従来印刷資料として配布した「約款」や「ご契約のてびき」などの書類が電子化されることで、「紛失などの心配もなく、自宅のPCからいつでも閲覧することができ、大変便利」(AIGエジソン生命)。

AIGエジソン生命は、上記の「インターネット申込み」を活用した第一弾とし、9月1日から、クレディセゾンが運営する保険専用サイト「保険@SAISON CARD」にて、医療保険の「インターネット申込み」を開始する。

クレディセゾンの専用サイトにおける「インターネット申込み」の画面イメージ