マネーパートナーズは30日、同社の外国為替証拠金取引(FX)「パートナーズFX」用取引ツールの次世代版となる『HyperSpeed NEXT』をリリースすると発表した。同社では、「9月上旬より順次開放する」としている。

マネーパートナーズでは、パートナーズFX専用取引ツール「HyperSpeed」を提供しているが、「『HyperSpeed NEXT』はその単なるバージョンアップ版ではなく、"HyperSpeedを超えるHyperSpeed"を目指して新たに開発した」(同社)。

HyperSpeed NEXTは、現行のHyperSpeedの機能性を網羅するとともに、システムトレードの実装を前提としたバックテスト(過去の値動きデータを使ったテスト)、リアルタイム売買シグナルなどの新たな機能を備える。

「快適な操作性はそのままに、その大きな特徴である豊富なテクニカルを利用してのチャート分析にまつわる各種機能をさらに充実させている」(同社)。

9月上旬から順次提供予定のβ版では、テクニカル指標を用いた売買ルールを作成可能。複数のテクニカルを用いた独自の取引戦略(ストラテジ)構築機能を搭載し、構築したストラテジをバックテストで検証できる機能も備えている。

2010年11月提供予定の正式版(注文発注機能)では、HyperSpeed NEXTで直接注文発注可能。操作性はHyperSpeedを踏襲するため、「既存ユーザもスムーズに移行できる」(マネーパートナーズ)。オリジナルに構築したストラテジを閲覧しながら注文することも可能となっている。

2011年春に提供予定のバージョンアップ版(システムトレード機能)では、売買注文をコンピュータに自動執行させるシステムトレード機能を搭載。利用者が構築したオリジナルストラテジを用いてのシステムトレードも可能で、プロが作成した外部ストラテジの取り込み機能を搭載。バックテストによりシステムトレードの精度を検証できる。