米Googleは8月26日 (現地時間)、リアルタイム検索サービスをアップデートし、場所による絞り込みや会話表示などの新機能を追加、また独立した専用ホームページを用意した。

リアルタイム検索は、TwitterやBuzzなどを通じて発信されている"今の声"を検索するサービスだ。アップデートにより、2つの方法でリアルタイム検索結果にアクセスできるようになった。1つは従来と同じように、Googleの検索結果画面から「More (もっと見る)」→「Updates (アップデート)」を選択する。もう1つは新たに設けられたリアルタイム検索の専用ホームページ「google.com/realtime」で、直接リアルタイム検索を実行できる。

リアルタイム検索のホームページ

リアルタイム検索結果ではツール欄に、結果をロケーションで絞り込む「Custom Location (場所を指定)」が加わった。クリックすると国名や都市名を入力するボックスが現れる。またユーザーのロケーションを中心に絞り込む「Nearby (周辺地域)」という選択も用意されている。

「Google」をリアルタイム検索した結果を、Googleの本社所在地であるMountain Viewからのツイートに絞り込み

会話表示 (Conversations View)は、リツイートや返信などコメントのやり取りをスレッド表示する機能だ。会話が存在する結果には最後に「Full conversation (スレッド全体)」というリンクが付き、クリックすると時系列に整理されたスレッド表示に切り替わる。

リアルタイム検索結果からGoogle Alertsを作成し、メールなどでアラートを受け取ることも可能になった。結果リスト末尾の「Create an email alert for……(メール アラートを作成)」をクリックし、アラート作成画面で「アップデート」を選択、アラートの頻度、検索結果数、配信先(メールアドレスまたはフィード)などを指定する。

リアルタイム検索は日本語による検索も可能で、場所指定ツールも英語/ 日本語/ ロシア語/ スペイン語をサポートしている。またgoogle.co.jpの日本語リアルタイム検索ページもすでに公開状態になっており、メールアラートも日本語で作成できる。ただし、例えば場所指定で「東京」「大阪」と入れてもうまく機能せず、「東京都」「大阪市」というように絞り込めば数多くの結果が得られるなど、うまく検索するためにはコツがいる。日本語に関しては、日本語対応と使い勝手の向上をしばらく待つ必要がありそうだ。

日本語リアルタイム検索ぺージ

メールアラート作成画面