ソニーは26日、BDレコーダー6機種を発表した。「BDZ-AX2000/1000」は、「BDZ-EX200」の後継となる、同社のレコーダーのフラッグシップモデル。他のモデルにはない高画質回路などを搭載する。「BDZ-AT900/700/500」は、デジタルWチューナーを搭載するボリュームゾーンのモデル。そして、「BDZ-AT300S」は、高さ49.5mmというスリムな筐体を採用したシングルチューナーモデルだ。内蔵しているHDDの容量は、BDZ-AX2000が2TB、BDZ-AX1000/AT900が1TB、BDZ-AT700/300Sが500GB、BDZ-AT500が320GBとなっている。全機種とも3D映像の再生に対応。また、3層/4層のBDXLメディアも使用可能だ。BDプレーヤーの「BDP-S470」は、3日に発表された「BDP-S370」に、3D映像への対応をプラスしたモデル。
新モデルの大きな特徴となっているのが、起動時間の速さ。同社のレコーダーでは、従来は「高速」「標準」の2つの起動モードを備えていた。高速モードに設定しておくと 起動時間は速くなるが、待機電力は増える。逆に標準モードにしておけば、待機電力は少なくなるが、起動するまでに時間がかかるということになる。新モデルは、「瞬間起動」「標準」「低消費待機」の3種類の起動モードを持つ。これらのモードのうち、「瞬間起動」は、従来の高速起動に当たるものだが、高速モードの起動時間が約15秒に比べて、約0.5秒と大幅にスピードアップしている。また、瞬間起動モードだけでなく、標準モードも高速化している。従来の標準モードでの起動時間は、約70秒。それに対して、新モデルの標準モードでは、約6秒となっており、従来の高速モードよりも短い時間で起動する。なお、起動時間は短くなっているが、標準モードでの待機電力は、0.2Wと従来モデルから変化はない。もうひとつのモード「低消費待機」では、起動時間は約50秒かかるがが、待機電力は0.08Wとなる。
また、Wチューナーモデルでのチューナーごとの機能差の撤廃も大きな特徴だ。Wチューナーモデルでは、2台目のチューナーでは、長時間録画が使用できない、自動チャプター機能が利用できないといった制限がよく見られるが、新モデルでは、チューナーごとのこのような差は存在しない。さらに、従来、同社のWチューナーを搭載するレコーダーでは、使用するチューナーによって、「録画1」「録画2」と分けられていたが、新モデルでは、その時空いているチューナーが自動的に使用されるようになっており、「録画1」「録画2」という概念もなくなった。マルチタスク部分も強化されており、W録画中のBD再生、BDへのダビング、お出かけ転送用のファイル作成なども行える。
新モデルが搭載するエンコーダーは、「インテリジェントエンコーダー2」。11倍の長時間フルハイビジョン録画に対応する「新AVCエンコーダー」が搭載されるほか、顔認識技術を利用し、人間の顔など、画面の中で注目されやすい部分により多くのビットレートを割り当てる「ビジュアルアテンション」も採用されている。また、VBRやジャンル別エンコードの精度も向上した。再生時に使用される高画質技術「CREAS」は、BDZ-AT900/700/500/300Sでは「CRERAS 3」に、BDZ-AX2000/1000では「CREAS Pro」となっている。CREAS 3の、従来のCREAS 2と大きな違いは、「おまかせ画質モード」の搭載。おまかせ画質モードを利用すると、モニターの種類と視聴する部屋の環境を選ぶだけで、ソースにあわせた最適な画質に自動調整を行うことができる。さらに、I/P変換は1080/60pにまで対応した。CREAS Proは、CREAS 3の機能に加えて、全体的なメリハリをアップするコントラストリマスター、輪郭補正、精細感向上、超解像処理などをプラスしたもの。また、信号処理は、従来の14bitから16bitとなった。なお、3D映像を表示している場合でも、CREAS Proの効果は適用される。
番組表や録画の方法にも変化がある。番組表は、フルハイビジョン表示に対応し、表示チャンネル数も9/7/5の3種類を選択できるようになった。また、新たに「一発予約」機能を搭載。番組表で録画したい番組を選び、リモコンの一発録画ボタンを押すと、録画モードなどの設定を飛ばして、すぐに録画予約が完了する。
| 種類 | 形名 | 発売日 | 価格 | 推定小売価格 |
|---|---|---|---|---|
| BDレコーダー | BDZ-AX2000 | 9月25日 | オープン | 27万円前後 |
| BDZ-AX1000 | 10月22日 | 20万円前後 | ||
| BDZ-AT900 | 15万円前後 | |||
| BDZ-AT700 | 11万円前後 | |||
| BDZ-AT500 | 9万5,000円前後 | |||
| BDZ-AT300S | 9万円前後 | |||
| BDプレーヤー | BDP-S470 | 9月17日 | 3万5,000円前後 |
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