アイシェアは25日、ミラーレス一眼カメラと一眼レフカメラのメリットとデメリットに関する意識調査の結果を発表した。同調査は8月13日~17日の期間にインターネット上で実施され、一眼レフカメラの利用経験が3年以上あり、ミラーレス一眼カメラのスペックなどについての知識がある30代以上のカメラ上級者1,144名から有効回答を得た。

まず、ミラーレス一眼カメラの利点を尋ねたところ、最も多かった答えは「小型軽量」で75.7%。以下、「一眼レフカメラよりも安価」(39.1%)、「ミラーショックがない」(30.2%)と続いた。欠点として、「レンズの種類が乏しい」(39.2%)、「オートフォーカス速度が遅い」(30.1%)、「精密なマニュアルフォーカスが難しい」(28.9%)などが、上位に挙がった。

ミラーレス一眼カメラ「オリンパス ペン E-P1」(ホワイト)

一方、一眼レフカメラの利点は、「レンズの種類が豊富」が最多の79.7%を獲得。続いて、「光学ファインダーなので瞬間を捉えやすい」(49.2%)、「シャッターの感触が気持ちいい」(40.9%)との順になった。欠点は、「本体が大きく重い」(74.1%)、「価格が高い」(55.2%)などが上位に入った。

ミラーレス一眼カメラを現在所有しているまたは所有したことがある209名に、所有前にどんなことを期待していたかを質問すると、「小型軽量」(61.7%)、「操作が簡単」(42.6%)、「一眼レフカメラよりも安価」(34.4%)といった機能面以外の要素を求める声が目立った。また、実際に使用した後、これらの期待していた項目に満足度の点数をつけてもらったところ、「80点」(64.1%)との評価を得た。

期待していた点以外でミラーレス一眼カメラのがっかりした点として、「オートフォーカス速度が遅い」(30.1%)、「レンズの種類が乏しい」(28.7%)、「バッテリーの消費が早い」(25.8%)などが挙げられている。

このほか、ミラーレス一眼カメラ、一眼レフカメラを問わず、カメラの購入において重視する点を複数回答で聞くと、1位「機能・性能」(89.1%)、2位は「レンズ」と「価格」が同率(69.9%)、4位「ブランド・メーカー」(48.3%)との結果になった。