三菱電機は18日、液晶テレビ「REAL」の「LCD-40MLW1」「LCD-32ML1」「LCD-22ML1」「LCD-22LB1」「LCD-19LB1」と、「REALブルーレイ」の「DVR-BZ340」「DVR-BZ240」を発表した。REALは10月15日発売で、REALブルーレイは11月1日発売。価格はオープンで、市場価格は、LCD-40MLW1が15万円前後、LCD-32ML1が9万円前後、LCD-22ML1が6万円前後、LCD-22LB1が5万5,000円前後、LCD-19LB1が5万円前後、DVR-BZ340が12万円前後、DVR-BZ240が9万円前後と予想される。

オートターンなど、MXW/MX/ATL系の機能を備えたLEDバックライトモデル

LEDバックライトの採用で、省エネ性能が向上した新「REAL」。左上より「LCD-40MLW1」「LCD-32ML1」「LCD-22ML1」「LCD-22LB1」「LCD-19LB1」

REALのラインナップには、ハイグレードなフルハイビジョンモデルの「MZW」系、ハードディスク/ブルーレイによる録画機能を搭載した「BHR」系、そしてシンプルな「MXW/MX/ATL」系の3つのラインが存在する。新モデルは、MXW/MX/ATL系のREALにLEDバックライトを搭載したもの。REALでは、以前より、ECOメーター/ECOモニターや、部屋の明るさやシーンの内容、視聴者の年齢に合わせて明るさをコントロールするといった省エネ機能を搭載していたが、LEDバックライトの採用により、その省エネ性能はさらに向上した。

型名 消費電力 年間消費電力量
LCD-40MMLW1 124W 115kWh/年
LCD-40MXW 146W 134kWh/年
LCD-32ML1 79W 70kWh/年
LCD-32MX45 90W 75kWh/年
LCD22ML1/LB1 46W 45kWh/年
LCD-22MX45 58W 55kWh/年
LCD-19LB1 40W 43kWh/年
LCD-19MX40 41W 44kWh/年

LEDバックライト以外での、MXW/MX/ATL系のREALとの機能面の違いは、ネットワーク対応の強化。従来は、ネット機能はアクトビラのみに対応していたが(アクトビラ ビデオ・フルに対応)、新モデルでは、全機種で「TV版Yahoo! JAPAN」にも対応した。なお、リモコンでテレビの角度を調整できる「オートターン機能」は、MLW1/ML1の各機種が搭載する(LCD-40MLW1は左右20°、LCD-32ML1/22ML1は左右30°)。HDMI入力は、LCD-40MLW1/LCD-32ML1が3系統、他のモデルは2系統を装備。同社のレコーダーなどとの連携操作を行う「REALINK」も採用する。なお、LCD-40MLW1は1920×1080、それ以外のモデルは1366×768画素のパネルを採用。また、LCD-40ML1では、LCD-40MXW400と同様に、120Hz駆動の「倍速ピクチャー」やフィルム素材の映像の動きを改善する「なめらかピクチャー」などの機能も搭載している。

テレビの操作を簡単にするリモコンを採用したスタンダードなBDコーダー

8倍のフルハイビジョン長時間録画に対応した、スタンダードなWチューナーモデル。左が1TBのHDDを内蔵する「DVR-BZ340」で、右が500GBのHDDを内蔵する「DVR-BZ240」

DVR-BZ340は1TB、DVR-BZ240は500GBのHDDを内蔵するモデル。搭載しているチューナーは地上/BS/110°CS×2で、停波が近づいているアナログチューナーは搭載されていない。従来は5.5倍までだったフルハイビジョン長時間録画は、8倍にまで伸ばされており、片面2層のBDメディアに、最大で約35時間分のフルハイビジョン映像を記録可能になった。また、AVCRECにも対応。片面1層のDVDに、約3時間15分までのフルハイビジョン映像を記録できる。

1台で、レコーダーとテレビを操作できる新リモコン。テレビ操作用のボタンでも、使用頻度が高いものは、フラップ内ではなく、表面に配置されている

新モデルの大きな特徴となっているのが、新リモコンの採用。同社のレコーダーでは、以前より、使用頻度の高い機能に大きなボタンを使用するといったシンプル操作のリモコンを採用していた。新リモコンは、この考えをさらに押し進めるもので、テレビの操作を行うためのボタンも、表面に配置。レコーダーとテレビの操作を1台のリモコンだけで賄えるようになっている。もちろん、同社のテレビの大きな特徴ともなっている「オートターン」機能にも専用のボタンが割り当てられている。