世界経済低迷への懸念が強まる中、迎えるRBA議事録

日本のGDP悪化のニュースや米8月NY連銀製造業景況指数、8月NAHB住宅市場指数が予想を下回ったことから米国債が買い進まれ米10年・30年金利は約1年半ぶりの水準まで低下。この動きを受けてドルは軟調に推移し、対円では一時85円20銭近くまで下落し、ストップの動きも入って、1.28後半まで上昇。

ただ、ユーロの上値では中銀系の売り観測に加え、ポルトガルのECBからの資金調達が増加傾向と一部で報じられたことで懸念が広まり、反落するなど落ち着かない動き。対円でも109円台で、ユーロの展開同様、上下動に振れた地合いで終始。米株市場は指標を受けて軟調となるも、格付け会社による米建材業界の回復見通しや、ハイテク株の反発からまちまちの展開で、もみ合いの地合いとなった。

主な経済指標

・10:30 (豪)RBA(豪準備銀)議事録

・17:00 (欧)6月経常収支

・17:30 (英)7月消費者物価指数

・17:30 (英)7月小売物価指数

・18:00 (欧)8月ZEW景況感調査

・18:00 (独)8月ZEW景況感調査

・19:00 (豪)スティーブンスRBA総裁 講演

・21:30 (米)7月生産者物価指数

・21:30 (米)7月住宅着工件数

・21:30 (米)7月建設許可件数

・22:15 (米)7月鉱工業生産

・22:15 (米)7月設備稼働率

・N/A (米)コチャラコタ・ミネアポリス地区連銀総裁 講演

主な企業決算

ホーム・デポ、ウォールマート

欧米経済への懸念に加え、日本のGDPの悪化も材料視されたことから、世界経済低迷に対する懸念が強まっている模様。実際、市場のリスク警戒水準を表すとされるVIX指数(弊社ボラティリティー指数)も昨夜一時28まで上昇しているため、リスク回避的な動きが顕著になる可能性がある。

今日の午前には、RBAの議事録が発表される。RBAは前回の理事会で成長率やインフレ見通しを変更していないことから、議事録の内容においてもサプライズがでてくる可能性は低いと市場は見ている。中国経済の恩恵から国内の労働市場は堅調な伸びを見せており、先日の7月雇用統計では一服感も見られた。ただ、7月のNABビジネスサーベイによると労働コストの上昇傾向が指摘されており、賃金面からのインフレ圧力は継続しているもようで、市場関係者の一部では年内の利上げの可能性がまだあるとみている。

AUDはリスク回避度合いの高まりからアジア時間でこそ0.886近辺まで下落したが、海外時間では、ドル軟調地合いから0.9000近辺まで上昇し、0.89台でのもみ合いとなっている。IMM通貨先物における投機筋のロングが積み上がっていることから、議事録をうけて市場の金利据え置き観測が長引くとなると利益確定の売りが優勢となる可能性もあり、注意が必要か。

RBA議事録後は、リスク回避と米経済指標(今晩は、労働・住宅関連指標)を見極めたいと様子見姿勢となるか。

ユーロドル 日足

米国テク100種株価指数

    関連サイト

    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

    人気記事

    一覧

    2013年5月23日の運勢

    イチオシ記事

    新着記事

    特別企画

    一覧