山本寛、ノイタミナに参戦! TVアニメ『フラクタル』、2011年1月スタート

TVアニメの新しい方向性を示すべく、2005年4月にフジテレビが"連ドラのようなアニメ"をコンセプトに設立した深夜枠"ノイタミナ"にて、2011年1月より、オリジナルTVアニメ『フラクタル』が放送されることが決定した。

TVアニメ『フラクタル』は2011年1月よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送開始

■TVアニメ『フラクタル』ストーリー概要
世界を管理する"フラクタル・システム"が完成し、人類は史上初めて、もはや働かなくても生きていくことができる圧倒的な楽園に足を踏み入れた。
それから千年――
システムはいまだに生き残り稼働し続けていたが、もはや誰もそのシステムを解析できなかった。多くの人々が、その維持こそが、人類の幸せの条件だと信じて疑っていなかった。
物語は、そんな「フラクタル」が崩壊し始めた、ある大陸の片隅の島で始まる――
漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。少女との出会いに心躍らせるクレイン。だが、フリュネはペンダントを残しクレインの前から姿を消した。ペンダントに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、ネッサが閉じ込められていた。
ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。そこで彼は"システム"の秘密を知ることになる――

『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』などによってアニメ界で注目を集め、川島海荷、金田哲(はんにゃ)主演『私の優しくない先輩』(7/17公開)で実写映画へも進出した山本寛氏(通称"ヤマカン")の最新作は、監督初のオリジナルTVアニメシリーズとなる『フラクタル』。自身がアニメ監督を目指した"原点"ともいえる冒険ファンタジーに挑む。

シリーズ構成は「黒執事」シリーズや『True Tears』『とらドラ!』などでおなじみの岡田麿里氏、ストーリー原案は、オタクカルチャーから政治まで幅広く語れる批評家であり、また小説家として初めて執筆したSF小説「クォンタム・ファミリーズ」が第23回(2010年)三島由紀夫賞を受賞した東浩紀氏が担当。キャラクター原案には「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(入間人間著/電撃文庫)でイラストを担当、「このライトノベルがすごい! 2010」ではイラストレーター部門第3位に輝いたイラストレーターの左氏が参加する。アニメーション制作は山本監督と『かんなぎ』でタッグを組んだA-1 Pictures、プロダクション協力として山本監督率いるアニメ会社Ordetが加わる。

最後に、山本監督からのメッセージを紹介しておこう。


声明

アニメについて、随分悩みました。
もう一年以上になるでしょうか。それくらいずっと。

それでも細々とアニメに関わったり、
いろいろなところでアニメについて語ったりし続けましたが、
語れば語るほど、考えれば考えるほど、暗澹たる気持ちでいっぱいになる、
そんな毎日でした。

「もうアニメは駄目かも知れない」
そんな言葉がこっそりと、しかし何度も脳裏を過ぎりました。

しかしやはり、このまま諦めるのは、あまりに後ろめたい。
自分をここまで育ててくれたアニメに、あまりに不義理なのではないか、
最近になって、漸くそう思えるようになりました。
いや、あるいは意地のようなものかも知れません。

犬死覚悟で、もう一本だけアニメを監督してみようと思います。

これは本当の意味で、わが身を賭した勝負となるでしょう。
これが失敗すれば引退も辞さない。覚悟はもうできています。
しかしそれでも、今の皆さんに伝えるべきものがきっとある、
私のことばで伝えなければならないことがある、
そう信じる心、私の中にひとかけらだけ残った、信仰心と言ってもいい、
それを胸にもう一度、もう一度だけ、
アニメを作ろうと決意しました。

どうなるか解りませんが、切なる祈りを込めて。
アニメの未来に光が差す日を夢見て。

『フラクタル』でお会いしましょう。

山本 寛

TVアニメ『フラクタル』は、2011年1月よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送決定。

(C)フラクタル製作委員


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