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Illmos |
8月3日(米国時間)、OpenSolarisコミュニティメンバーの一部が新たなOSSプロジェクトである「Illmos」を立ち上げることを発表した。
一見、OpenSolarisから完全に切り離した新しいOSの開発を行うプロジェクトのように見えるが、プロジェクトのWikiにあるFAQによると完全なフォークということではなく、フォークはフォークでもLinuxカーネルにおけるLinus氏のLinuxツリーとAlan Cox氏のLinuxツリー関係のようなもの、と微妙な言い回しをしている。目的もSolaris/OpenSolarisのコアコンポーネントであるOS/Netから派生し、システムの一部に使用されているクローズド部分をオープンに置き換えていく、としている。また、SolarisおよびOpenSolarisとの互換性も維持していくようだ。
まだIllumosプロジェクトは開設さればかりで成果物は公開されていない。しかし、クローズドコードだったlibcの一部やいくつかのドライバはすでにオープンに置き換えられている。また、NFS/CIFSロックマネージャやkcfモジュール及びデーモン、多くのドライバなどについてもオープンにしていく模様だ。Illumosプロジェクトについての詳細は、プロジェクトメンバーの一人であるGarrett D'Amoreによるスライド発表(PDF)で確認することができる。
Sun MicrosystemsがOracleに今年1月に買収されて以降、OpenSolarisコミュニティとOracleの間でOpenSolarisの将来性について議論がなされてきた。ここ半年でOracle側、またはOpenSolaris側からそれぞれ進展を思わせる発表があったものの、消極的なOracleからOpenSolarisコミュニティに対する明確な答えは今のところでていない。
7月中旬にはOpenSolaris陣営からOracle陣営に対して8月16日までに責任者を出すよう最後通告している。今回のプロジェクトも期日がせまってきているにも関わらわず、なんのアクションもないOracle側の対応に対するOpenSolaris側のメッセージとも受け取れる。
このプロジェクトはOpenSolarisの開発メンバーであるSimon Phipps氏やBryan Cantrill氏も好意的に受け取っており、Oracle側の答えによってはこのプロジェクトがOpenSolarisの後継OSになる可能性もある。はたしてどう転ぶのか、OpenSolarisの未来はまだ先が見えない。
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