BlackBerryシリーズの開発で知られるカナダのResearch In Motion(RIM)は7月29日(現地時間)、同社スマートフォン向けアプリストア「BlackBerry App World」で新機能のベータテストを開始したことを発表した。購入アプリの支払いオプションが新たに追加されたほか、QRバーコードによる特定アプリへのクイックアクセスなど、利便性が向上している。

まず有料アプリ利用時の課金オプションだが、従来のPayPalに加え、新たにVisaやMasterなど大手クレジットカード会社の支払いシステムが利用できるようになっている。またBlackBerryを提供する世界の携帯キャリアとの提携で、ユーザーがこれらアプリの支払いを月々の携帯料金支払いの中で一括処理する、いわゆるキャリア課金が可能になったことがメリットとして挙げられる。

またApp World内でのアプリ探しを容易にする工夫が行われており、例えば「Top 25 Free Apps」「Top 25 Paid Apps」「Top 25 Themes」といった形で存在する各種ランキングリストを表示させつつ、それぞれをタッチスクリーン上から横方向に指をはじくことで目的のリストを素早く閲覧できるという機能が追加された。QRバーコードにも対応し、これが記されたWebページだけでなく、紙の広告やパンフレットなどをカメラでスキャンすることで、すぐに目的のアプリをダウンロードすることも可能だ。

そして今回の最大の特徴となるのが「BlackBerry ID」で、これを使ってユーザー情報の管理が容易になる。BlackBerry IDは、基本的に個々の端末ごとに用意されるユニークなIDで、これを使ってApp Worldへのアクセスを行いつつ、どういったアプリが利用されているかなどを同IDに紐付けて管理している。もしユーザーが新しいBlackBerry端末を入手した場合、このBlackBerry IDを新端末に入力すれば、これまでApp Worldで累積してきたダウンロードアプリをそのまま新端末へと引き継ぐことができる。

RIMによれば、現在3000万人のBlackBerryユーザーがApp Worldへとアクセスしており、1日あたり平均して100万個のアプリがダウンロードされているという。なお、今回発表されたApp Worldの新版は現在、BlackBerry Beta Zone経由で米国ならびにカナダのユーザーのみを対象にベータ版が用意されているという状態だ。