パナソニックは30日、11コマ / 秒の高速連写を実現し、フルハイビジョンAVCHD動画撮影も可能な高倍率ズームデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ100」を8月20日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は6万5,000円前後。

「LUMIX DMC-FZ100」。カラーはブラックのみ

同製品は、νMaicovicon技術を用いた新開発1,410万画素MOSセンサーを採用。高速読み出しが可能なMOSセンサーを採用することで高速連写機能を実現し、メカシャッターで最高11コマ / 秒の高速連写、5コマ / 秒のAF追従連写、電子シャッターでは最高60コマ / 秒の連写が行える。さらに、 220fpsで撮影できるハイスピード動画機能を搭載し、野鳥撮影やスポーツ観戦などの、肉眼では捉えられない速い動きを撮影可能にしている。

また、「AVCHD動画」を搭載し、1920×1080 / 60iのフルハイビジョン画質で長時間の動画撮影が可能になっている。動画撮影は、独立した動画RECボタンを押ことで即座に開始できるため、運動会などの大切なイベントシーンを簡単に高画質動画で残すことができるとのこと。HDMI出力端子を備えているため、別売HDMIミニケーブルを使ってテレビなどへ出力することもでき、同社独自リンク機能「ビエラリンク」にも対応する。

レンズには、広角25mm(35mm判換算)からの光学24倍ズーム「LEICA DC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)レンズ」を搭載。ズーミングに伴う色収差増大が抑えられており、広がり感や奥行き感のある高画質な写真を撮影できる。

また、輪郭部や細かい部分、変化の少ない部分に応じて最適な画像処理を行う「超解像技術」を用いた「iAズーム」機能の使用で、画質がほとんど劣化することなく32倍ズームが利用可能になる。センサーの使用領域を変えることでズームの最大倍率をアップさせる「EX光学ズーム」も搭載しており、設定時に記録画素数を落とせば、広角端から望遠端まで解像度劣化のない最大50.6倍のズーム倍率を実現する。

記録メディアは、約40MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を除いた本体サイズは124.3(W)mm×81.2(H)mm×95.2(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含めた重量は約540g。