Eclipse Foundationは7月28日(米国時間)、「Eclipse SDK 4.0」をアーリーアダプター向けに公開したと発表した。

Eclipse SDK 4.0は、Eclipseベースのツール/デスクトップアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キットの次期バージョン。現在開発中の「Eclipse 4.0」で採用される基盤機能が組み込まれており、Eclipse Foundationでは、Eclipseのプラグイン等を提供しているベンダー/開発者に対して互換性のテストなどを行うよう呼びかけている。

現行のEclipse SDK 4.0が対応するEclipse 4.0の新機能としては、「"脱IDE"を果たすためのモデルベースUIフレームワーク」、「アプリケーションの"表層"を変更することができるCSSベースの宣言型メカニズム」、「Eclipseプラットフォームで提供される各種サービスを容易に利用できるようになるサービス指向プログラミングモデル」などが挙げられている。

なお、Eclipse Foundationでは、今回のEclipse SDK 4.0に関して「Eclipse 4.0に向けたものではない」と警告。「新しいUIのEclipse 4.0が他のプロジェクトチームにより開発中なので、そちらがリリースされるのを待ってほしい」と続けている。Eclipse 4.0の新機能としては上記のほかに、「XWT(Eclipse XML Window Toolkit)」、「モデルベースのUI作成を支援するツール」、「セマンティック・ファイル・システム」などが紹介されている。

Eclipse 4.0はこちらのWebサイトから無償でダウンロードできる。