4人組ガールズバンドSCANDALが29日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画『ルー=ガルー』のPRイベントに出席した。

SCANDALのメンバー。左から、TOMOMI、RINA、HARUNA、MAMI

この日は縦2.8メートル、横6メートルの巨大バナーがお披露目されることになり、同作の声優を務めたSCANDALのメンバー4人が除幕を行った。バナーには4人の写真が目立つ位置に大きく掲載されており、ボーカルのHARUNAは「感動しました! 作品とのコラボ感がうれしいです」と喜んだ。

劇中では、主人公が憧れる伝説のバンドとして出演。本人たちが実際に演奏している様子をモーションキャプチャー技術でリアルな動きを実現した。MAMIは「4人それぞれの細かいクセまでわかるのが凄い」と感心し、TOMOMIは「全身タイツで撮影したんです。服を着ている感覚がなくて、スッポンポンみたいでした(笑)」と振り返った。

また、奈良県出身のRINAは、初めて経験したアフレコ収録について「標準語を喋れなくて大変でした。『なにこれ?』の一言なんですけど、どうしてもなまってしまって。世界観を壊しすぎちゃうんじゃないかと思いました(笑)」と苦労を語っていた。

除幕したバナーの大きさに、4人は驚きの表情を見せていた

映画『ルー=ガルー』は、京極夏彦のSF小説のアニメ化作品。近未来の日本を舞台に、生活すべてがシステムに管理され、人々が人と直接会うことを避けるようになる中、他者とのコミュニケーションに積極的な少女4人が、ある連続殺人事件をきっかけに、閉鎖された世界へと立ち向かっていく姿を描く。プロダクションI.Gが制作、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本や『BLOOD+』などを手がけた藤咲淳一が監督を務め、箸井地図がキャラクター原案を担当した。8月28日より新宿バルト9ほかで全国公開。