MediaTekは7月27日、都内で記者会見を開き、NTTドコモとLTE(3.9G)対応プラットフォーム「LTE-PF」のライセンス契約を締結したことを発表した。
MediaTekは、台湾に本社を持つ半導体メーカーで、携帯電話向けチップセットにおけるリーディング企業のひとつ。LTE-PFは、次世代の移動通信方式であるLTE(Long Term Evolution)のプラットフォームで、ドコモがNECカシオ、パナソニックモバイル、富士通とともに共同開発したものである。ドコモのLTEに関するライセンス契約は今回が初となる。
MediaTek会長であるMing-Kai Tsai氏は記者会見で、同社の沿革を説明。3年前に日本に進出した同社は、現在世界17カ所に拠点を持ち、台湾、中国、日本といったアジア圏だけでなく、米、英などの欧米にも進出していることを紹介した。そして今回、ドコモとLTE-PFのライセンス契約を締結したことを述べ、「ドコモとの長い関係の第一歩になることを期待したい」とした。また、MediaTekが得意とする3G、2G携帯のチップセットについても、引き続き強化していくと述べた。
次に、ドコモ 移動機開発部 部長の三木俊雄氏が登壇。これからの携帯電話のニーズとして、動画、スマートフォン、PCデータ通信の3つを取り上げ、高速で大容量の通信が求められるとして、それを実現するのがLTEプラットフォームであると述べた。また、今回のライセンス契約を契機として、MediaTek、ドコモの両社がLTEの普及を含めた戦略的議論を開始し、さらなる協力関係を築いていきたいとした。
続いて登壇したMediaTek副社長のCheng-Te Chuang氏が、今回のライセンス契約の概要について説明した。LTEが4Gへの架け橋となるグローバルスタンダードであり、インターネットや動画、ゲームといったデータサービスに最適化されると説明した。また、日本で一位の携帯電話事業者であり、LTEのリーダーのひとつであるドコモと、携帯電話のチップセットのエキスパートであるMediaTekが、Win-Winの協力関係でLTEに一緒に乗り出すと述べた。さらに、今回のライセンス契約をきっかけにLTEのテクノロジーを世界中に広め、エコシステムを作って、エンドユーザーにベネフィットをもたらしたいと述べた。
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