三菱電機は22日、液晶テレビ「REAL」MXWシリーズの新モデル「LCD-40MXW400」を発表した。発売は8月6日。価格はオープンで、市場価格は13万円前後と予想される。

オートターンなど、独自の機能を搭載する「LCD-40MXW400」。従来機からの変更点は「アクトビラビデオ・フル」への対応

LCD-40MXW400は、昨年11月に発売された「LCD-40MXW300」の後継機種。従来機との大きな違いは「アクトビラビデオ・フル」への対応。

アクトビラビデオ・フルへの対応以外は、基本的に従来機種を蹈襲。同シリーズは、リモコンで、左右20°の範囲で角度を変えることができる「オートターン」機能、CMと番組本編の切り替わり時や、コンテンツによる音量の差を低減する「おすすめ音量」機能など、使い勝手を向上させる機能が充実している多機能なミドルクラスのフルハイビジョンテレビ。とくにオートターン機能は、ブラウン管テレビ時代には何社かが採用していたが、現在は、同社の液晶テレビにのみ搭載されている機能となっている。また、明るさセンサーと視聴者の年代設定により、適切な明るさに自動調整するといった省エネ機能も充実している。

映像/音声面では、120Hz駆動の「倍速ピクチャー」、DIATONEの音響技術の採用などといった特徴を持つ。倍速ピクチャーは、動きの多い映像の動画ボケを低減するだけでなく、24pで作成されたコンテンツの補正にも対応する(もとの動きを再現して表示する「フィルムモード」、動き補正を加えてなめらかな表示にする「なめらかモード」の2種類の補正が可能)。DIATONEの音響技術は、テレビのスピーカーだけで、広がり感のあるサウンドを実現する「DIATONEサラウンド 2.0」、普通のヘッドホンでサラウンド再生を実現する「DIATONEサラウンドHEADPHONE」などが採用されている。

入力は、HDMI端子×3、PC接続用のD-sub 15ピン端子×1、D4端子×1、コンポジット端子×2、S端子×1を装備する。HDMI端子は、BDレコーダーやAVアンプなどとの機能連動にも対応する。本体サイズは985mm(W)×668mm(H)×273mm(D)。質量は19.2kg(いずれもスタンド込み)。