ネットジャパンは、インテルMac上でWindows専用アプリケーションをネイティブに動作させるための互換レイヤーソフト「CrossOver Mac 9 Standard」の販売を開始する。ダウンロード版が5,880円(シングルライセンス)で7月22日発売。パッケージ版は6,825円(シングルライセンス)で8月6日発売。

CrossOver Mac 9 Standard

CrossOver Macは、一般的な仮想化ソフトとは違い、仮想マシン環境を構築することなくインテルMac上でWindows用アプリケーションを実行できるようにするため、利用にあたってはWindows OSは必要ない。このバージョン9ではインストール手順や設定を記述する「C4Pファイル」を新たにサポートし、正式サポート対象ではないアプリケーションのインストールが容易になった。また、一太郎2010、Shuriken 2010、ホームページ・ビルダー14が正式にサポートされたほか、Office 2007の機能を強化し、Word 2007のクリップアートとExcel 2007のVBAが使用可能になっている。

対応OSはMac OS X 10.5.x以上(アップグレードインストールの場合は動作保証外)。メモリは512MB以上、HDD容量は200MB(アプリケーションの動作・インストールには別途空き容量が必要)。

正式サポート対象のアプリケーションは、あらかじめインストール情報が組み込まれているので、リストから選択するだけで適切にインストールできる。正式サポート対象でないアプリケーションも、設定などを適切に行えばインストール可能だ

Windowsシミュレーション環境は「ボトル」と呼ばれ、ボトルに対してアプリケーションをインストールする。Windows XPのボトルとWindows Vistaのボトルを同時に実行することも可能