日立コンシューマエレクトロニクスは、距離82cm弱で80型の投写が可能な小型軽量タイプの超短投写距離液晶プロジェクタ2機種を発表した。新たに販売されるのは、輝度2,000ルーメンの「CP-AW100NJ」と輝度2,700ルーメンの「CP-D20J」。価格はいずれもオープンで、7月26日より発売される。

「CP-AW100NJ

「CP-D20J」

今回発売する2機種は、投写レンズの一部を半分にカットした「ハーフカットレンズ」を採用し、小型軽量化を実現。販売中の「CP-A100J」や「CP-A200J」と比べ、光学エンジンの全長を58%に縮小している。また、斜め投写によって発生する収差を日立独自の「自由曲面レンズ」により補正することでフォーカス性能を向上、近距離からの大画面表示を可能にしている。そのほか、罫線、地図、円グラフなどのテンプレートを本体に内蔵しており、画像を黒板やホワイトボートに投写することで、文章や図・グラフなどを容易に描くことができる。

「CP-AW100NJ」

「CP-AW100NJ」は、ミラー反射を利用した投写方式(ミラー反射型)を採用し、スクリーンからミラーまでの距離81.9cmで80型の投写が可能。WXGA(1,280×800ドット)パネルを搭載し、ワイドサイズのPC画面やDVD素材をリアルに表示するほか、有線LAN機能を搭載し、ネットワーク経由でのプロジェクタの制御や状態監視が可能。

映像系の入力インタフェースは、D-Sub×2、HDMI×1、RCA端子×1、Sビデオ端子×1。10Wのモノラルスピーカーを内蔵する。外形寸法はW333×H118×D303mm、重量は4.8kg。

「CP-D20J」

「CP-D20J」は直接投写型で、スクリーンからセット前面までの距離81.4cmで80型の投写が可能。XGA(1,024×768ドット)対応パネルを搭載する。映像系の入力インタフェースは、D-Sub×2、RCA端子×1、Sビデオ端子×1。1Wのモノラルスピーカーを内蔵する。外形寸法はW333×H103×D303mm、重量は3.6kg。