Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Chrome 6開発版にユニファイメニュー機能がマージされた。Chromeのアドレスバーの右側には2つのボタンが用意されている。ページに関するメニュー項目をまとめたページボタンと、ウィンドウやタブそのほかオプション設定などのメニュー項目をまとめたツールボタンだ。Chromeの登場当初、従来のブラウザのようなメニューを提供せず、この2つのボタンにメニューをまとめたことはシンプルにして扱いやすいと好評を得た。

Chrome ページボタン

Chrome ツールボタン

しかし、FirefoxやOperaのデザイナ、デベロッパはこの新しいUIを研究し、実はどっちのボタンにどのメニューが用意されているのかが分かりにくく、何度もボタンを押して内容を調べることになるという問題があることを発見。ひとつのボタンに統一するというさらに進んだUIを提案する。すでにOperaはその実装を提供しており、MozillaもFirefox 4で同UIを提供する見通し。

今回、Chrome 6開発版にも同様の機能が取り込まれた。起動オプションに「--new-wrench-menu」を指定して起動すると、ユニファイメニューが表示されるようになる。

起動オプションに--new-wrench-menuを追加

ページボタンとツールボタンが単一のボタンへ統合されている

若干長めのメニュー

ページボタンとツールボタンをそのままくっつけたのではなく、場所の入れ替えやメニュー項目の削除、新しい項目の追加なども実施されている

ただメニューを統合したのではなく、場所の入れ替えや新しいメニュー項目の追加、以前は存在したメニュー項目の排除などが実施されている。Google Chrome Tests Unified Menuにはさらに進んだUIのスクリーンショットが掲載されており、カット/コピー/ペーストや拡大/縮小/フルスクリーンがそれぞれ1つのメニュー項目に統合されている様子を確認できる。