フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは7月1日、コンパクトモデル「アルファロメオ ミト(AlfaRomeo MiTo)」の、上級モデルとして「クアドリフォリオ ヴェルデ(Quadrifoglio Verde)」を発売した。価格は328万円。

アルファロメオ ミト クアドリフォリオ ヴェルデ

今回のモデルは、欧州で「エンジン オブ ザ イヤー」賞(ベスト ニューエンジン オブ ザ イヤー部門)を受賞した新開発の直列4気筒エンジンが特徴。これはインテークバルブを電子油圧制御するマルチエアとターボチャージャーを組み合わせたもので、高出力と低燃費で高い水準を達成した。排気量は1.4L(リッター)ながら、最高出力170ps、最大トルク25.5kgm(Dynamicモード時)を得ており、0-100km/h加速は7.5秒(本国仕様)でクリアする。トランスミッションは6速マニュアルのみとなる。

サスペンションには、電子制御により減衰力を変化させるショックアブソーバーを備えた「ダイナミックサスペンション」を採用。運転者の操作と路面状況に応じて4本のショックアブソーバーの減衰力を個別に制御することで、コーナーリング性能や俊敏性の向上はもちろん、ローリングやピッチングが抑えられるために安全性や快適性も向上する。サスペンションのモードは「ノーマル」「オールウェザー」「ダイナミック」から選択できる。

環境面ではアルファ ロメオとしては初のアイドリングストップ機構である「スタート&ストップ」システムを採用。信号待ちなどで停車し、クラッチペダルを放すと自動的にエンジンを止め、クラッチペダルを踏み込むと即座にエンジンが始動する。二酸化炭素の排出を抑制することで環境保護に貢献し、燃費向上も実現している。解除スイッチによりシステムをOFFにすることも可能。

また、専用設計のBOSE製Hi-Fiサウンドシステムも搭載された。8チャンネル式パワーアンプを中心に、フロントスピーカー(38mmトゥイーター×2、165mmミッドバス×2)、リアスピーカー(38mmトゥイーター×2、165mmミッドバス×2)、サブウーファーユニット(サブウーファー+パワーアンプ)で構成され、乗車位置にかかわらずライブコンサートのような臨場感を再現する。

そのほか、これまでのモデルの乗車定員が4人だったのに対し、今回のモデルは5人乗りとなり、右/左ハンドルも選択可能となった。クアドリフォリオ ヴェルデ専用バッジ、18インチ大径アロイホイール、アクセントリング、ギアシフトインジケーター、デュアルゾーン式フルオートエアコン、リアパーキングセンサーなどが装備される。

クアドリフォリオ ヴェルデの名称はレースから来ている。イタリアのシチリア島で行われていた公道自動車レース「タルガ・フローリオ」において、1923年にアルファロメオの「RL タルガ フローリオ」を駆って優勝したドライバー「ウーゴ シボッチ」が付けていたマークが「クアドリフォリオ ヴェルデ」だった。以降、アルファロメオのレースモデルのシンボルマークとして、また市販車の高性能モデルの名称として採用されている。Quadrifoglio=四葉のクローバー、Verde=緑色という意味。

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エンジンルーム

エンジン カットモデル