【FX テクニカルークロス円ー】ユーロ円

欧州各国の国債入札への警戒感から、ユーロは対円で下落基調を強めている。現状、心理的節目である110.00のラインを一気に下抜け、次の下落ポイントと思われる109.50レベルを下抜けるか注目される。この水準は先週後半に2度トライするも下支えされた経緯があり、今回も同様の展開となれば、底堅さが確認されユーロショートカバーへ転換する可能性が高くなる。

ユーロ円 日足

仮にその様な展開となれば、110.00のラインがまずレジスタンスラインとして浮上するが、その上には5日MAもあり、このライン付近では上値が重くなる可能性がある。

ユーロ円 1時間足

一方、先週末からの値動きを1時間足でみると、下が109.50、上が111.00のボックス相場となっている。現在は、ボックスの下限付近まで下落しており、サポートとして意識されるか、目先の焦点となりそうだ。

STCを見ると、ロングシグナルが点灯している可能性が高いため、短期的にはユーロショートカバーにより上述した110.00トライの展開となるか、やはり本日はこの点が重要なポイントと思われる。