パナソニックサイクルテックは、25日、電動アシストサイクル「リチウムビビ・RX-5U」(BE-ENDR632)を発表した。出荷は22日からスタートしており、今週中ぐらいに店頭に並ぶ予定。本体に、バッテリーと充電器を加えたセット価格は、12万9,000円。

回生ブレーキを搭載する電動アシストサイクル「リチウムビビ・RX-5U」の第2世代モデル

RX-5Uは、ブレーキをかけると、モーターが発電機に切り替わり、バッテリーに充電を行う回生充電システムを搭載するモデル。普段は捨てられてしまうエネルギーを再利用することで、限られたバッテリー容量を有効に使用することが可能だ(バッテリー容量は、26V-5Ah)。新測定方法での走行距離は、パワーモードで約26km、オートマチックモードで約29km、エコモードで約41kmとなっている(旧測定方法での走行距離は、オートマチックモードで42kmとなっており、旧モデルからの変化はない)。アシストモーターは、前輪のハブ部分に装備されている。同社の電動アシスト自転車では、回生ブレーキ採用モデルのみが、前輪駆動となっているが、これは、1つのモーターを、動力と充電用とに使用しているためで、チェーンやペダルなどが加わる後輪よりも、前輪にモーターを組み込んだほうが構造が簡単になり、また効率的に発電できるとのことだ。

昨年モデルからの変更点は、前照灯とスイッチ回り。昨年モデルでは右フロントホークに取り付けてあった前照灯を、前かごの下に移動。車輪に遮られずに、前方をより広い範囲、照らすことが可能になった。また、スイッチ回りには、新たにバックライトを搭載。夜間走行中でも、モードの確認などが楽になっている。

RX-5Uが使用しているフレームはU字型。タイヤサイズは26インチ。内装3段の変速機を備える。サイズは、全長1,875mm×全幅570mm。サドル高は770~900mmで、総車両質量は25.5kg。