米Salesforce.comは6月22日(現地時間)、7万社以上の顧客企業向けにエンタープライズ・ソーシャルコラボレーション・アプリケーション/プラットフォーム「Salesforce Chatter」を正式にリリースしたことを発表した。

Salesforce Chatterの操作画面

同製品は同社のすべてのアプリケーション上で利用可能で、プロファイル、ステータス、グループ、ドキュメント共有、Salesforce CRM アプリケーションに関するアップデート情報の提供、フィード、FacebookやTwitterとの連携などを提供する。

同製品はコラボレーションツールとしてだけでなく、クラウド型コラボレーションアプリケーションの開発プラットフォームとしても利用することができる。そのため、開発者はChatter APIを使って、ステータスの更新やプロファイル、リアルタイムフィードなどの機能をカスタムアプリケーションへを実装することが可能。

同社は4月に「ChatterExchange」を公開し(日本は今月)、ユーザーがトライアルを行って購入できるソリューションの幅を拡大した。すでにChatterに特化した60以上のソリューションがChatterExchangeに公開されている。

同製品はSalesforce CRMおよびForce.comを有償利用中のユーザーはすべて無償で利用できる。また、エンタープライズ・ソーシャルネットワークの全社導入を検討しているユーザー向けに「Chatter」のみが利用可能なライセンスも発表された。同ライセンスはProessional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Editionと3つのエディションがあり、1ユーザー当たり月額1,500円からとなっている(税別)。