アラクサラネットワークスは6月3日、フォールト・トレラント・ネットワークに対応したコンパクトギガビットスイッチ製品「AX2500S」シリーズを発表。2010年度第3四半期より出荷を開始する。

AX2500Sシリーズは24ポートモデルの「AX2530S-24T」と48ポートモデルの「AX2530S-48T」の2機種が用意され、「SML(Split Multi Link)機能」と呼ばれる複数のスイッチにまたがってリンクアグリゲーションを行う機能が搭載されていることが特徴。同社のシャーシ型スイッチ「AX6600S/AX6700S」シリーズ製品と接続することで、STP(Spanning Tree Protocol)などのプロトコルを使用せずにネットワークの冗長化が可能になる。

またAX2500Sシリーズは低消費電力設計となっており、未使用ポートの省電力化や装置自体をスリープさせる機能などを搭載。24ポートモデルの「AX2530S-24T」はファンレス設計となっており、低騒音による運用を実現できる。

なお同社は、AX2500Sシリーズの売上目標を3年間で約2万台としている。

28ポートモデル「AX2530S-24T」(左)と48ポートモデル「AX2530S-48T」