One Laptop per Child (OLPC)は5月27日(米国時間)、米半導体企業Marvellとの提携を発表。Marvellのタブレットプラットフォーム「Moby」をベースにしたタブレットを、2011年に100ドル以下で提供する計画を明らかにした。

MobyはARMADA 610プロセッサを搭載、1080pフルHD動画のエンコード/デコード、3Dグラフィックス、Wi-Fi、Bluetooth、FM、GPSなどの機能を装備し、Flashをサポートする。OLPCはMobyにSugar/Gnome環境のLinuxを組み合わせたタブレットを開発し、来年1月にCES 2011で披露する。2011年の提供開始を目指す同タブレットは発展途上国の教育市場向けを重視した製品になるという。さらに2012年の提供を目標に、オリジナルデザインの薄型タブレット「XO-3」を開発する。

Mobyプラットフォームを採用したタブレット

薄型タブレットXO-3のコンセプト

すでにOLPCは現行のXOデザインをARMコア搭載プロセッサに対応させるXO-1.75の開発を進めており、XO-3はXO-1.75とMobyの取り組みを活かしたものになるという。