米Dellは25日(現地時間)、Androidタブレット「Dell Streak」を発表した。5インチのタッチスクリーンを搭載し、プロセッサにSnapdragonを採用、7.2 Mbps HSDPA通信に対応した3G+Wi-Fi+Bluetoothの3種類のネットワーク機能を内蔵する。来月6月末より携帯キャリアの英O2限定で提供が開始され、今夏の終わりに米国市場にも投入されることになる。

「Dell Streak」

OSにAndroidを採用し、Android MarketやTwitterクライアントなど各種ソーシャルアプリ、カーナビにもあるGoogle MapsのTurn-by-Turnナビゲーションなど、Androidならではのアプリ群を利用できる点がStreakの特徴となる。ハードウェア仕様としてはQualcommのSnapdragonを採用し、1GHzのクロック周波数とハイエンドスマートフォンと同等の性能を備える。その他のハードウェア仕様としてはWVGAのマルチタッチ対応5インチディスプレイ、LEDフラッシュ付き5メガピクセルの背面カメラとVGA品質のフロントカメラの2基、取り外し可能なバッテリ、2GBの内蔵ストレージなどが挙げられる。またMicro SDカードスロットは最大32GBの容量に対応し、汎用ストレージとして機能する。

端末全体の傾向としては、5インチで可搬性に優れたサイズながら、強力なプロセッサと今年末にAndroid 2.2でサポートされるFlash 10.1により、ほぼ一般的なノートPCと同程度のフルWebブラウジングが体験できること、またサイズ的にカーナビとしても使いやすいことが挙げられる。また3G通信機能内蔵により、どこでもソーシャルアプリやビデオチャットが利用できたり、撮影した写真をすぐにアップロードするといった用途が簡単になっている。当初は英国での提供限定で、同国のO2ストア各店、またはO2.co.ukのサイトで購入できる。米国での提供方法ならびに、2国以外での提供計画については現時点で発表されていない。