メディアインタラクティブはこのほど、「鉄道の利用に関するアンケート」の調査結果を発表した。調査期間は2009年11月18日~11月20日で、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」実施した。回答者は1都3県および関西圏(京都府・大阪府・兵庫県)の20歳以上。有効回答数は1,809人。

電車に乗っているときの行動について、約半数が「ぼーっとしている」「本を読んでいる」「眠っている」などと回答したという。これに続く形で「メールなどをしている」「音楽を聴いている」「車内広告・モニターを見ている」などが約4割となった。男女別では、男性は雑誌や新聞を読む傾向が強く、女性はメールのやりとりや「ぼーっとした時間」を過ごす傾向が強いとのこと。

電車の車内放送については、自動放送、肉声放送に限らず、半数が「聞いている」。そして「声の調子が明るい」「聞き取りやすく丁寧」な放送に好感を持っているという。さらに、過半数の鉄道利用者が「肉声による車内放送」に期待している。とくに「おはようございます」「足下にお気をつけて」という気遣いのあるフレーズなど、「心がほぐれる言葉」や「気の利いた挨拶」に癒されているとのこと。

肉声による車内放送の内容については、JR、私鉄、地下鉄などの通勤電車利用者は「お疲れ様です」などの「ねぎらいの言葉」や、「明るいニュース」「天候情報や季節感のある言葉」を期待している。また、新幹線利用者のうち6割以上が「右手に富士山がよく見えます」など、風景を紹介する放送を望んでいるという。