JAXAとリバネスは5月18日、リバネスが「第二回宇宙教育プロジェクト」として「きぼう」で打ち上げた種子が地球帰還後に紛失した件について会見を行った。発表によると、5月17日時点でまだ見つかっておらず、STS-132がISSから離れる5月24日まで捜索するという。

同種子は2009年8月にスペースシャトルで打ち上げられ、国際宇宙ステーションにおける日本の実験棟「きぼう」船内実験室で約8ヵ月間軌道上で保管されていたもの。その紛失は5月13日に発覚した。

今回、4月20日に山崎宇宙飛行士が戻り、種子も同時に戻ってきた報告を受けたが、5月12日にJAXAより、第二回宇宙教育プロジェクトの有償利用の種子が行方不明という正式な報告があったという。

宇宙に打ち上げられた宮坂醸造の大豆の種

同プロジェクトでは、「大豆/神奈川県津久井産津久井在来(宮坂醸造)」、「ホップ(サッポロビール)」、「トマト(一度宇宙で保管した種子の第2世代/平塚農業高等学校)」など、9種類の種子を宇宙に打ち上げた。記者会見には、宮阪醸造マーケティング部長を務める杉浦孝則氏とサッポロビール広報部の服部祐樹氏も参加した。

5月17日時点で、紛失した種子は見つかっておらず、STS-132がISSから離れる5月24日まで捜索し、それでも見つからなかった場合はないものとし、次の対策に進むという。対策の候補としては、スペースシャトルSTS-133での打上げ、STS-134での回収が挙がっている。