myGengoは4月27日、同社が提供する翻訳サービスのAPI「翻訳箱」を公開した。

myGengoは、Web上から簡単に翻訳を依頼することができる"カジュアル人力翻訳"サービス「myGengo」を提供する企業。同サービスは、myGengoに登録されている不特定多数の翻訳者が早い者順で依頼を受諾する仕組みになっており、レスポンスが早い点が大きな特徴。Twitterなどの短いものなら10分程度で翻訳結果を得られるという。

myGengoのトップページ

料金体系は、依頼者側で指定できる"翻訳者レベル"によって分かれており、和文英訳であれば、Standardで原文1文字当たり2.7円、Proで同5.5円、Ultraで同8.2円。日本語、英語のみならず、スペイン語、フランス語、ロシア語、イタリア語、中国語などにも対応する。

今回公開された「翻訳箱」は、上記のmyGengoのAPI。同APIを活用して自社サイト等に組み込むことで、翻訳依頼の度に行っていた「myGengoのWebサイトにアクセスして、文章をコピー&ペーストする」といった作業を省略できるようになる。

myGengoでは、同APIの活用例として、「ブログシステムに導入して、投稿が行われる度に自動で翻訳依頼を送信する」、「eコマースサイトのCMSに組み込み、日本語の商品説明を入力するだけで他国語に翻訳されるようする」、「カスタマーサポート向けシステムで外国語のメールを受け取った際に、その場で翻訳依頼を送信する」といったものを挙げている。