Mentor Graphicsは、Freescale Semiconductorと複数年にわたる戦略的パートナーシップ契約を締結し、Freescaleの主要戦略的商用Linuxパートナーの1社として指定されたことを発表した。

同契約に基づきMentorは、ネットワーク、通信、軍事/宇宙、産業、印刷および画像処理アプリケーション市場向けにFreescaleが提供するQorIQおよびPowerQUICCプロセッサをサポートする商用Linuxベース・ソフトウェアを提供することとなる。また両社は、製品、技術開発、市場投入に関する活動においても協力を行っていく計画としている。

Freescaleは、同社内のLinux開発の基盤として、オープンソース・ソフトウェアの管理にMentorの技術を標準とすることを計画しており、このアプローチにより、無償評価版Linuxから商用版Linuxへのシームレスな移行が期待されることとなる。

また、パートナーシップにより、Freescaleのカスタマは、ソフトウェアと開発ツールのシームレスな統合を活用して同一のベースコードを設計プロセス全体にわたって使用できるようになるため、製品性能に関するリスクを最小化することが可能となるとMentorではコメントしている。