Citrix

CitrixのCTO、Simon Crosby氏がXen and a Theory of RHEL-evance » ocb - Citrix Communityにおいて、仮想化プラットフォームとしてRed Hat Enterprise Linuxを考えているのなら、Oracle Enterprise Linuxを採用した方がいいという旨の内容を発表している。代替としてのNovell SUSE Linuxにも言及している。

直接の原因はRed Hat Enterprise Linux 6からXenがサポートされなくなることにある。RHELはKVMをベースにサーバ仮想化もデスクトップ仮想化も統合することを目指しており、Xenはその中核技術には採用されていない。Xenを推進しているCitrixとしてはXenを採用している他のディストリビューションを推奨したいというわけだ。

Simon Crosby氏は、すでにRHEL Xenを使っていて、今後もエンタープライズレベルのXenを仮想化プラットフォームとして採用したい場合には、フリーで手に入るXenServerを採用してはどうかとも薦めている。同じくXenを採用しているOracleやNovellとCitrixは競合する関係でもあるわけだが、Red Hatがこれ以上仮想化プロダクトの種類を増やしXenを不採用とする方針を良しとせず、今回はOracleやNovellに肩入れする形になっている。