東野圭吾のミステリー小説『白夜行』が堀北真希主演で映画化されることが27日、分かった。

映画『白夜行』で主演を務めることになった堀北真希
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『白夜行』は、大阪で起きたある殺人事件で容疑者の自殺で捜査が終了したが、その後、容疑者の娘・雪穂(堀北)と被害者の息子・亮司の周囲で不可解な事件が立て続けに起きる。事件の担当刑事・笹垣がこれに疑念を抱き、2人を追い始めるというストーリーで、原作は1999年に出版され累計180万部を売り上ているベストセラー。2006年には綾瀬はるか主演でドラマ化もされた同作が堀北主演でよみがえる。

堀北は「原作を知っていたので、映画化をしたらどんな作品になるのかなと思いました。悪女については、とても楽しみにしています。まだ自分も知らない自分を発見できるのではないかと思っています。観た人の胸に突き刺さるような女性になるように演じたいと思います」と話しており、気合十分。また、石垣裕之エグゼクティブプロデューサーは「白夜行のヒロイン・雪穂の貪欲なまでの上昇志向は、その美貌に覆い隠されており、周囲の人々は危険だとわかりながらも彼女の不思議な魅力に引き込まれていきます。堀北さんの清純でイノセントなイメージに隠された芯の強さや危うさが、まさに雪穂のイメージそのものであり、堀北さんに演じてもらうことで、雪穂というキャラクターの持つ魅力がより引き出されると思い、お願いしました」と起用理由を語っている。公開は2011年を予定している。