豊川悦司、池脇千鶴との入浴で「体勢が辛かった」--映画『必死剣 鳥刺し』

時代劇映画『必死剣 鳥刺し』で主演を務める俳優の豊川悦司が23日、都内で行われた「第1回シアタースタッフ映画祭」に、漫画家の松本零士とともに出席した。

『必死剣 鳥刺し』の舞台挨拶および同映画祭のオープニングセレモニーに登壇した豊川悦司と松本零士

同映画祭で「シアタースタッフ期待作10選」に選ばれた同作。豊川は、松本から表彰状を受け取り、「映画の最前線で働き、映画を愛している方々から『期待を込めて』と言っていただけるのは本当に光栄」と喜びを語った。

また、同作を「立ち回りも少なく、ある意味静かな映画ですが、最後に三左エ門が一気に爆発する。最後のチャンバラのシーンは、この作品の勝負どころ」と紹介し、「決して派手な映画ではありませんが、大人の人にじっくり見ていただける作品ができたのではないかと思っています」と自信も見せた豊川。最後の立ち回りシーンについて「撮影最後の一週間くらいは、チャンバラシーンばかり撮影していて、劇中では15分くらいですが、6時間分くらいの映像を撮っています」と撮影時を振り、「撮影後、スタッフの方たちと食事に行ったんですが、肉を食べる気はしなかったですね(笑)」と、当時の心境を明かした。

本作のヒロイン・里尾役の池脇千鶴を、豊川は「本当にすばらしい女優。恋とか、奥ゆかしい感情みたいなものが、彼女だったから表現できたんじゃないかと思います」と絶賛

かつて「ジャンク屋で古いフィルムを買っていたので、警察に怪しまれて家宅捜査に入られたことがある」と武勇伝(?)を語った松本。疑いは晴れ、その後、警察は「がんばってね~」と笑顔で帰っていったという

また、同映画祭で名誉会長を務める松本は「日本最初のミュージカルアニメ『くもとちゅうりっぷ』(1943年公開)を見て、アニメーションを作りたいと思った」というエピソードを披露。「高校生の時に手塚治さんに会って、当時、同じ日に同じ映画館で、同じ作品を見てアニメへの夢を持ったことがわかった」と話し、松本と手塚との不思議な縁に、豊川も観客も興味津々で聞き入っていた。

劇中では、池脇との入浴シーンが。池脇の身体小さいため、豊川は「上海何とか団みたいな無理な体勢をとらないといけなかった」という。「(劇中の)あれより下は写せない状況だったので(笑)」とも話し、会場を笑わせた

同映画祭は、日本全国の映画館の支配人、社員、アルバイト、映写技師などの"映画館スタッフ"が運営。2009年に公開された映画からグランプリ等が選ばれるほか、これから公開される作品から10作品、「シアタースタッフ期待作10選」が選ばれる

『必死剣 鳥刺し』は、藤沢周平の同名小説を映画化したもの。舞台は江戸時代・東北の海坂藩。藩士で「天心独名流」の剣客でもある兼見三左エ門(豊川)には、悪政の元凶であった藩主の愛妾・連子(関めぐみ)を城内で切り殺したという過去がある。その凶行は、愛妻と死別し、死を望んでいた三左エ門の武士としての意地でもあったが、斬首刑は下されず、一年の閉門の後、三左エ門は再び藩主に仕えることとなった。「自分の行為は何だったのか、果たして藩の駅になったのか? 」自問自答を繰り返し生きる三左エ門に、ある日、中老(岸部一徳)が下したのは、藩主家と対立している帯屋隼人正(吉川晃司)の討ち取り命令だった――。7月10日より全国ロードショー。

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