4月3日午前9時(米国時間)の「iPad」米国発売まであと10時間となった3日午後11時(同)。Apple本社に近いカリフォルニア州パロアルトのApple Storeには20人を超す徹夜組が行列を作っている。

2日夜のApp Storeパロアルト店前。複数のテレビ局が午後11時のニュースの生中継を用意

iPhone発売時と同様、Apple Storeは閉店後に黒い幕で覆われた

iPad発売でAppleは、米国で初めてWebサイトでの先行予約を受け付けた。予約者は、3日の午前9時から午後3時の間に指定したApple Storeで予約したiPadを受け取る。時間内に予約者が現れなかった場合、その分は午後3時からの店頭販売に回される。予約者の受け取り時間が6時間もあるため、今回はiPhoneやiPhone 3G発売のときのような徹夜組は現れないと思われた。ところが2日の昼頃に著名ブロガーのRobert Scoble氏らがパロアルト店前に並びはじめ、午後10時の時点で大小のテントが並ぶ状態に……。深夜1時からApple Store前でバーベキュー・パーティを開催するそうだ。

徹夜組は3日午後3時の店頭販売開始のために並んでいるのではない。全員予約済みであり、午前9時からの受け取りのために並んでいるのだ。実物に触れる前の、あれこれと想像できる最後の時間を徹底的に楽しむために集まっている。ちなみに、この夜のパロアルトは小雨がぱらつく天気で、気温は8度程度である。

Appleファンに混じって、AllThingsDもキャンプに参加

なお米国で3日に日付が変わったタイミングで、米AppleのWebサイト・トップページのフレーズが「iPad is here」に変わっている。