米Appleは4月2日(米国時間)、米App StoreでiPad用電子書籍アプリ「iBooks」の提供を開始した。同アプリはePub形式の電子書籍のリーダーであり、また4月3日のiPad米国発売と同時にオープンするAppleのオンラインブックストア「iBookstore」と連係する。価格は無料。

iBooksはアプリケーションサイズが18.1MBで、「Winnie-the-Pooh (クマのプーさん)」の絵本が含まれる。英語のほか日本語、イタリア語、オランダ語、スペイン語、中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語をサポートするが、4月3日のiPad米国発売時点でiBooks/ iBookstoreを利用できるのは米国に限られる。iBookstoreから入手した電子書籍以外にも、DRMフリーのePub形式の電子書籍をiTunes (v9.1以上)に取り込み、iBooksと同期できる。

米App Storeに登場した「iBooks」

iBooksに同梱される絵本「クマのプーさん」

iBooksの本棚では電子書籍をタイトル、著者、カテゴリなどで自由に並べ替えられる。読書時にはフォントやフォントサイズ、ディスプレイの明るさなどを変更可能。しおり、ハイライト、辞書・検索機能などを備える。

iBookstoreでは有料・無料の電子書籍が配信される。ランキング、レビュー、サンプルを参考に本をブラウズし、購入する場合はiTunes Storeアカウントを使用する。購入した本は、自動的にiBooksの本棚に追加される。