マイクロソフトは、5月12日にリリースする(ボリュームライセンス)Office 2010で、CRM機能を持つOutlookの無料アドインツール「Microsoft Outlook 2010 with Business Contact Manager」(BCM)の日本語版を無償提供すると発表した。BCMは、米国および諸外国ではOffice 2003より提供されているが、日本語版の提供はOffice 2010が初となる。

ただし、利用できるのはボリュームライセンスでOffice Standard 2010、Office Professional Plus 2010の利用しているユーザーのみとなる。

BCMは、「連絡先管理」 「営業」「マーケティング」「プロジェクト管理」という4つの機能をもつ。[連絡先管理] では、顧客情報をタブで一元管理できるほか、メール、電話などでのやり取りの内容および履歴を管理でき、チーム内の他のユーザーとパスワードによる共有もできる。「営業」では、提案から成約までの営業活動をトラックし、成約確度のランク付けや営業活動の進捗をグラフで表示することもできる。

「連絡先管理」

成約確度のランク付け

「マーケティング」では、テレマーケティング、マスメール、DMなどをタブで一元管理し、リストを作成してのメールの一斉送信などを行うことができる。「プロジェクト管理」では、メール、ドキュメント、タスクを特定のプロジェクトと関連付けて、進捗を管理することが可能だ。

メール一斉送信のためのウィザード

「プロジェクト管理」