位置情報を活用したiPhoneアプリを紹介 - 「Geomedia meets iPhone #01」

3月19日、東京・渋谷のApple store, Shibuyaにおいて、位置情報を活用したiPhoneアプリの紹介イベント「Geomedia meets iPhone #01」が開催された。主催はジオメディアサミット運営メンバーの有志。第1回となる今回は、4つのアプリが紹介され、Apple storeを訪れた多くの客が耳を傾けた。

"すれ違い"でアバターを交換「TRAVATAR」

最初に紹介されたのが、ワンパクのiPhoneアプリ「TRAVATAR(トラバター)」(無料)だ。TRAVATARのコンセプトは「トラベル(旅)するアバター」。TRAVATARをインストールしたiPhoneユーザー同士がすれ違うたびにアバターが交換されるという仕組みで、自分が選んだアバターがどんな経路を経て、どこにいるのかという旅の軌跡を確認できる。季節のイベントごとに登場するレアキャラのアバターにも注目だ。

なおTRAVATARは、Mashup Award 5で優秀賞に選ばれている。ダウンロード数も10万を達成している。

一目惚れしたらiPhoneで記録「ヒトメボ」

続いて紹介されたのが、ユーマインドの「ヒトメボ」(無料)。ヒトメボは"一目惚れ"を記録するiPhoneアプリで、携帯用サイトからの移植版である。街で素敵な人を見かけたら、アプリを起動して「ヒトメボレスイッチ」をタップする。同じ時間に同じ場所で2人がスイッチを押した場合、"両想い"と推定され通知が行われる。

後から履歴を見返すことも可能で、「実は"一目惚れ"されていた」ということもわかる。ただし、出会い系サービスではないため、メッセージの送受信機能などはない。3月19日時点で両想いの成立は594件。利用者の男女比はほぼ半々だが、一目惚れする率は男のほうが高いという。

目的地のタイムラインをチェックできる「ランブリン」

「ランブリン」(350円)は関心空間が販売しているアプリで、位置情報を付加したTwitterクライアントだ。フォローしている友人たちのタイムラインだけでなく、これから行く目的地周辺のつぶやきなども閲覧が可能。目的地周辺で何が起きているかを、他のユーザーのつぶやきを通してチェックできる。気になるつぶやきやスポットにスターを付けて登録しておき、後から見返すことも可能だ。

なお、ランブリンは4月2日までの期間限定で価格を115円としている。さらに、同時開催のキャンペーンでは、iTunesギフトコードやiPadモニター体験のプレゼントも行われている。

クチコミを検索して店選び「30min.おでかけ」

最後に紹介されたのがサンゼロミニッツの「30min.おでかけ」(無料)。GPSで現在地を割り出し、周辺店のクチコミなどの情報を検索するアプリケーションである。自分でクチコミを投稿することも可能だ。Twitterとも連携していて、現在地周辺から投稿されたつぶやきや、"Twitter割引"の情報もチェックできる。

なかなかクチコミが集まりにくい新店の情報収集にも力を入れているほか、レコメンド機能やグルメ以外の情報についても今後は強化していくとのこと。ちなみに、30min. おでかけは2009年のベストアプリ(iTunesリワインド)に入賞している。

*　　*　　*

以上のような内容で行われた「Geomedia meets iPhone #01」。今後は月1回ペースで開いていく予定だという。また、ジオメディアサミットは4月2日(金)の17:00から、東大駒場コンベンションホールで開催される。