韓国のLEDメーカーであるSeoul Semiconductor(ソウル半導体)は3月24日、青色LEDの開発者として著名な米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授を同社の科学顧問(Scientific Adviser)に任命したと発表した。

中村修二氏は日本の日亜化学工業の研究員として勤務していた1993年に高輝度な青色LEDを開発し、量産に成功した後、2000年に米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授に就任、現在は同校の固体照明エネルギーセンター(SSLEC)の共同ディレクターも務めている。

左はSeoul SemiconductorのCEOを務めるChung Hoon Lee氏、右は中村修二氏

Seoul Semiconductorによると同社は世界で第4位のシェアを有するLEDメーカー。照明用LED、液晶バックライト用LED、車載用LED、携帯電話機用LED、ネオンサイン用LEDなどを供給している。2009年の売上高は4534億ウォン(約317億円)。