IE9 SVGサポートロードマップ、VMLは退陣

    後藤大地  [2010/03/25]

    Windows Internet Explorer 9

    ブラウザにおける2Dベクターグラフィックの利用にSVGが普及する気配を見せている。IE9がSVGのサポートを表明したことでこの流れは固いものになりつつある。

    開発者向けに提供が開始されたIE9のプレビュー版にはSVG機能が実装されており、各種機能が試せるようになっている。現在のIE9プレビュー版(IE9 Platform Preview)がサポートしているSVGの機能と、今後のアップデートでサポートが予定されている機能がIEBlog : SVG in IE9 Roadmapにおいて簡単に紹介された。該当部分をまとめると次のとおり。

    IE9 Platform PreviewがサポートしているSVG機能
    インラインHTML、インラインXHTML、object要素、.svgファイルによるSVGデータの埋め込み
    svg要素、defs要素、use要素、g要素、image要素に対する利用
    circle要素、ellipse要素、rect要素、line要素、polyline要素、polygon要素、path要素による図形レンダリング
    テキストレンダリング
    ベタ塗り、筆書き、CSS3カラー
    DOML2コアおよびSVGDOM
    イベント処理
    プレゼンテーション属性とCSSスタイル
    移動、スキュー、スケール、回転
    今後のIE9 Platform Previewでサポートが予定されているSVG機能
    embed要素、iframe要素、img要素、CSSイメージ、.svgzを使ったSVGの埋め込み
    グラデーションとパターン
    クリップ、マスキング、コンポジット
    カーソル、マーカー
    テキスト処理、変形処理、イベント処理などでまだサポートされていない機能

    準拠する仕様はScalable Vector Graphics (SVG) 1.1 (Second Edition)とされているが、SVG 1.1はまだ仕様としてすべての問題を解決しておらず、規程がない部分の挙動がブラウザごとに異なるという問題を起こしているという。Microsoftは仕様レベルでこうした説明されていない部分の文書化を進め、SVGのいずれかの仕様に取り込ませたい考え。

    同社はこれまでSVGに相当する技術としてVMLを推進してきた。しかしIEBlog : SVG in IE9 Roadmapには「VMLよりも相互接続性が高いSVGを使うことが高く推奨される」という説明文が含められており、IE9以降はVMLを推奨せずにSVGへ移行する意思があることがわかる。

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