俳優の古田新太と天海祐希が17日、東京・赤坂ACTシアターで行われた主演舞台『薔薇とサムライ』の公開稽古に参加した。

古田新太(右)と天海祐希

劇団☆新感線の結成30周年を記念した同舞台は、2年前に上演された『五右衛門ロック』のパラレルストーリー。17世紀のヨーロッパ・イベリア半島を舞台に、天海が演じる女海賊・アンヌと古田が演じる石川五右衛門の活躍を描く。

劇中で天海が7パターンの衣装姿を披露することから古田は「天海さんのコスプレの威力を思い知れ! という感じです。僕は衣装より天海さんの顔をドアップで見られる喜びを感じていますが(笑)」とアピールし、天海も海賊の衣装を気に入ったようで、22日に来日予定のジョニー・デップを引き合いに出し「ジョニー・デップさんが観に来てくれたらいいですね!」と笑顔を見せた。同舞台は、生バンドの演奏に合わせてキャストが歌い踊るシーンやアクションシーンも満載。古田は「こんなに戦ったことはないのでは? 天海さんの立ち回りはカッコイイですし、観客と一緒になって踊れたらいいですね」と語った。

古田と天海は2003年の舞台『阿修羅城の瞳』依頼2度目の共演で、この日の稽古でも息のあった演技を見せたが、これまでにハードな稽古をこなしてきたらしく2人とも「疲れてます(笑)」と本音がチラリ。それでも「古田さんがいてくれると安心します。頼りになるんで、足を引っ張らないようにしないと」と引き締めつつ、古田を絶賛。これには古田も「本番に入って落ち着いたら、徐々に(天海を)口説いていこうかなと。大阪公演では泊まりもありますし(笑)」と上機嫌の様子だった。

『薔薇とサムライ』は赤坂ACTシアター(東京・赤坂)にて3月18日に幕を開ける。当日券の情報等、詳細はこちら