Windows Internet Explorer 8

マルウェアのダウンロードはネットサーフィンにおける大きな懸念事項のひとつになっている。これに対し主要ブラウザはマルウェアを検出してダウンロードしないように警告する機能を提供することで対応しており、MicrosoftもIE8で同機能の提供を開始した。同社ではその機能を「SmartScreen Filter」と呼んでいる。

IEBlog : IE8 SmartScreen Filter - Protecting Users at Internet Scaleにおいて、SmartScreen Filterが実際にどの程度稼働しているのかという数値が公開されており興味深い。

SmartScreen Filter
IE8が公開されて以来のマルウェアダウンロードブロック総数 5億6,000万以上
最近の日ごとのマルウェアダウンロードブロック数 300万以上/日
これまでに評価したURLの総数 2,500億URL以上
日ごとにIE8ユーザから受信するテレメトリレポート数 約3億件/日
システムおよびアナリストが評価する日あたりのバイナリデータ量 1テラバイト以上

IEBlog : IE8 SmartScreen Filter - Protecting Users at Internet Scaleより抜粋 - ソーシャルエンジニアリングマルウェアのブロック割合

IEBlog : IE8 SmartScreen Filter - Protecting Users at Internet ScaleではComparative Browser Security Testing - Phishing & Socially Engineered Malware - nsslabs.comで公開されているセキュリティレポートWEB BROWSER SECURITY SOCIALLY-ENGINEERED MALWARE PROTECTION - COMPARATIVE TEST RESULTS, FEBRUATY 2010の調査結果を引き合いにだし、IE8のSmartScreen Filterがほかの主要ブラウザと比較してかなり高いプロテクションを実現していること、確実にプロテクト率を向上させていることを紹介している。