組み込み型の測位・ワイヤレス通信ソリューションを提供しているユーブロックスは、同社のジオタギング技術「キャプチャー&プロセス」に関する、米国および欧州の特許を取得したことを発表した。

キャプチャー&プロセスは、デジタルカメラにおいて超低消費電力でのジオタギング(位置情報の付加)を実現する技術。動作時間は1秒以下と高速で、これまでのリアルタイムGPSソリューションよりも大幅に短縮され、バッテリーの浪費を抑えることが可能だという。 同社日本法人の話では、現在日本においても同技術の特許を申請中とのことだが、今回それに先駆け米国および欧州で特許を取得した形となる。同社によると、現在のところ同技術を搭載した機器が販売された事例は、世界的に見てもまだほとんど無いという。しかし、画像共有サービスやそれを活用したマッシュアップサービスなどでは、画像の持つ位置情報を活用した機能が数多く提供されており、市場では今後コンパクトデジタルカメラやカメラアクセサリへの自動ジオタギング機能搭載がより求められていくことが予想される。