三洋半導体は2月25日、同社「ノイズキャンセルLSI」の第3世代品として低消費電力化と実装面積の小型化を実現した「LC70310BG」を開発したことを発表した。2010年3月よりサンプル価格600円にてサンプル出荷を開始する予定。量産時の生産規模は月産30万個を計画している。

第3世代ノイズキャンセルLSI「LC70310BG」

同製品は、データ入出力をデジタル入出力に特化し、コーデックを削除したこととともに独自の低消費電力技術の採用、ノイズキャンセルアルゴリズムの最適化を行うことで第2世代品比で消費電力を66%削減(15mAから5mA以下へ)したほか、スタンバイ電流も10μA以下に低減することに成功した。

また、ピンピッチを0.5mmから0.4mmと、0.1mm詰めることで、3.5mm角の小型パッケージを実現。第2世代品と比べて66%の実装面積削減を実現した。パッケージは実装利便性の高いはんだボール付きのFLGA68を採用しているが、より小型化が必要な場合はCSPでの提供も計画中としている。

さらに、雑音推定アルゴリズムの見直しとメモリサイズの最適化により、低消費電力化を実現しながら、従来と同等の雑音除去性能を実現。ノイズキャンセル未処理の場合と比べて、雑音成分を26dB低減することが可能であり、雑音は高精度に除去するが、音声成分は原音のまま維持しているため、音声の自然性を保つことが可能だという。