カシオ、5倍ズームを搭載した薄型デジカメ「EXILIM ZOOM EX-Z2000」発表

カシオ計算機は10日、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」シリーズの新製品として、「EXILIM ZOOM EX-Z2000」を発表した。発売日は、シルバーとピンク、バイオレットが26日、レッドとブラックが3月12日。価格はオープンで、推定市場価格は3万7,000円前後。

同製品は、35mm判換算で焦点距離が約26mm～130mmの光学5倍ズームレンズ、有効画素数1,410万画素の1/2.3型CCDを採用し、厚みが約19.8mmという薄型のコンパクトデジタルカメラ。画像処理エンジン「EXILIMエンジン5.0」を搭載し、30%の画像処理速度高速化や高感度域におけるノイズの低減、色再現性、階調性の向上、そして低消費電力を果たしている。電源にリチウムイオン電池を採用し、1回のフル充電で約580枚の撮影可能。

カメラがシーンを認識して最適な撮影設定を自動で行う「プレミアムオート」機能を搭載。同機能を利用すると、前景の人物に美肌補正、背景の夜景にはホワイトバランスを設定したり、青空と緑の木々では異なる色を強調するなど、同一フレーム内で異なる処理が実行される。そのほか、露出やフォーカスポイント、ISO感度、ノイズリダクションなどの設定も自動で行ってくれる。

連写画像をもとに動く合成写真の作成が行える「ダイナミックフォト」機能では、静止画像だけではなく、動画の上に動画を重ね合わせる機能も追加され、作成した作品をブログや動画投稿サイトにアップロードするソフトも付属。また、撮影した静止画像を油絵風や水彩画風、クレヨン画風に加工する「アートショット」機能も追加された。

そのほかの機能としては、CCDシフト方式の手ブレ補正機能、1280×720ピクセルのHD動作撮影機能などを装備。突起物を含めた本体サイズは約100.5(W)mm×58.5(H)mm×19.8(D)mm、重量は電池やメモリーカードを含めて約149g。