Create a toolbar for your users. Share your content with the world.

ブラウザのツールバーはユーザにもっとも近い位置にあるUIのひとつだ。WebアプリケーションやWebガジェットは便利だが、まずそのサイトへアクセスするという一手間が必要になる。ブックマークは畳み込まれていればすぐにはアクセスできないし、提供されている機能は基本的にはリンクだ。ツールバーはユーザが直接見てアクセスできる位置にあり、検索や更新情報表示、フィード表示、Twitter表示といった機能も提供する。

ツールバーの多くはサービスベンダや開発者から提供されており、自分で作るのは稀だ。しかし、扱いやすいポジションにあるだけに、自分の使いたい機能だけをもったツールバーが作れれば作業効率がかなり違ってくる。UIの位置からみて、逆に必要がない機能がツールバーに配置されていると煩わしい以上に害すらある。ツールバーが簡単に作れればいいのにというのは、ブラウザを頻繁に用いる開発者やアドバンスドユーザなら一度は考えたことがあるだろう。

サービスを提供する視点から見れば、特別な技術を持たなくても自社サイトのツールバーを作成できるというのは魅力的といえる。稟議にかけて予算を確保する必要なく、さまざまな情報ツールの提供が可能になり、ユーザに提案できるサイトの活用の幅が広がる。そこでConduitが提供しているサービスCreate a Custom Toolbarに注目したい。数ステップでツールバーを作成できるサービスで、特別な知識がなくとも利用できる。以降で利用方法を簡単に紹介する。

アカウントを作成

Conduitのアカウントを作成。ログインの際にツールバーの名前とパスワードが必要になる

Create a Custom Toolbarを利用するにはまずアカウントを作成する必要がある。一般的なアカウント作成画面が表示されるため、必要な内容を書き込んでいく。ツールバーの名前とパスワードはログインする際に必要になるため、忘れないように気をつける。アカウントを作成する画面から選択するLanguageには日本語が用意されていないため、ここは選択しないでそのままにしておくか、Englishを選択しておけばよい。

ツールバーを制作

ツールバーを作成すると最初に表示される画面。上部にあるのがツールバーのモックアップ

最初の画面から機能の追加や削除などの編集が可能。操作は表示される説明にしたがって選択していき「Save」ボタンを押していくというスタイル

作成したツールバーの例。リンク、検索、RSS、Twitterへのショートカットを配置したMJ Quuick Access

アカウントを作成してツールバーを作成すると、最初のテンプレートとともにツールバーが作成される。上部に表示されているツールバーが完成品のモックアップ。モックアップは編集操作へのリンクにもなっており、ここから編集を実施したり、下部からほかの必要になる機能を追加していく。追加の際に要求される操作は数ステップ。右上の「Settings」からそれ以外の詳細な設定が可能。

ツールバーをインストール

ツールバーの名前がそのままダウンロード用のURLになっている。同URLにアクセスしてインストール可能

ツールバーの使用例 - IE8 on Windows XP、Safari 4 on Mac OS X、Firefox 3.6 on FreeBSD

編集したツールバーはすぐに使い始めることができる。上部にツールバーをインストールするためのURLが表示されているため、このURLにアクセスしてインストールすればよい。サポートされているOSはWindows、Mac OS X、Linux、サポートしているブラウザはIE、Safari、Firefox。ChromeとOperaには対応していない。