東芝ライテックは27日、環形高周波点灯専用管「ネオスリムZ PRIDE」の新ラインナップを発表した。発売は3月1日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、20型が1,000円前後、27型が1,400円前後、32型が1,600円前後、41型が2,100円前後と予想される。

1万8000時間の長寿命を実現した環形高周波点灯専用管「ネオスリムZ PRIDE」

また、新ネオスリムZ PRIDEを採用した住宅用照明器具「スリムNext」も同時発表。こちらは、8畳向け(54W型)/10畳向け(61W型)/12畳向け(75W型)の3サイズで、7種類のデザイン、計21製品がラインナップされる。発売は2月1日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、一番スタンダードな、乳白色のセードを採用する54W型の「FVH95401RP」で1万1,000円前後、木目枠にクロームの飾りをあしらえた「FVH97508RP」(75W型)で2万1,000円前後と予想される。

新しくなったネオスリムZ PRIDEは、業界最長となる、定格寿命1万8,000時間を実現した製品(これまでは、パナソニックのツインパルックプレミアの1万6,000時間が最長。同社の従来モデルのネオスリムZ PRIDEの定格寿命は1万5,000時間)。1日に8時間点灯させた場合でも、6年以上、交換不要ということになる。これは、フィラメント部に塗布されているエミッタの量の適正化と、蛍光体層への添加物の適正化などによるもの。また、管の直径を、従来の16mmから17mmに変更。これにより、現行のネオスリムZ PRIDEに比べて、約3%明るさがアップしている。管の直径は1mm太くなっているが、従来のネオスリムZ/ネオスリムZ PRIDEを使用している機器に、そのまま使用可能とのことだ。

なお、従来のネオスリムZ PRIDEの型番は、FHC20ED-PDのように、末尾がPDとなっていたが、新モデルでは、FHC20ED-PDLのように、末尾がPDLとなる。また、パッケージにも、大きく18000時間と記される。

ネオスリム Z PRIDEを採用したシーリングライト「スリム Next」。ランプだけでなく、本体側の改良も行われ、同じ明るさでも必要なW数が減少している

同時発表されたスリムNextは、新ネオスリムZ PRIDEを搭載する照明器具。新ランプの搭載だけでなく、専用設計の定格点灯インバーターの採用、高反射塗料による本体反射率の改善によって、同じ明るさでも最大で約29%、消費電力を削減することが可能だ。従来のネオスリムVシリーズの照明器具の場合、86W型が6~10畳用、114W型が8~12畳用となっていたのに対して、スリムNextでは、12畳用でも75W型となっている。

また、常夜灯部分にLEDを採用。球切れをなくし、メンテナンス性をアップした。常夜灯部分も、付属のリモコンで6段階に調光可能となっている。