ニュージーランド航空は26日、2010年11月に予定されている新型ボーイング777-300ER型機において、新機内設備と新サービスを導入すると発表した。

エコノミークラスでは、同社オリジナルデザインのフルフラットシート「スカイカウチ」を導入。同シートは、座席前面の折りたたみ式シート部分を広げると、前の座席の背もたれ部分まで水平になる仕組みで、大人2名が横になることができるという。同シートは3つの座席を使用しており、大人2名が利用する場合の料金は、2席分の料金と1席分の半額料金が必要となる。

エコノミークラスに新採用する「スカイカウチ」

プレミアム・エコノミークラスでは、「スペースシート」を角度をつけて備え付けることでくつろぎ感とプライバシーを確保。通常、「3-3-3」の配列を「2-2-2」に設定し、中央の2列シートは互いに外向けになるように配置するほか、窓際の2列シートはそれぞれ少し窓側を向くように設置するという。

プレミアム・エコノミークラスに設置する「スペースシート」

このほか、飲食物のオンデマンドサービスや、視聴中の機内エンターテインメントのコンテンツを同行者と同期できる機能など、様々な新サービスを提供するとのこと。777-300型機の座席数は、エコノミー246席(スカイカウチ22席、コンビネーションを構成する66席を含む)、プレミアム・エコノミー50席、ビジネス・プレミア44席の全340席となる。