映画『パラノーマル・アクティビティ』のジャパンプレミアが26日、東京・有楽町で開催され、特別ゲストに俳優の沢村一樹、タレントの優木まおみ、神田うのらが招かれた。

左から、優木まおみ、沢村一樹、神田うの

わずか15,000ドル(約135万円)で製作されながら、昨年秋の公開から5週目にして全米1位を獲得し、翌週には興行収入1億ドル(約90億円)を突破。スティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスがリメイクの権利を取得するも、「これ以上の作品は作れない」とオリジナル作品のまま公開されたことも話題の本作。上映直前、優木が「ホラー映画は1人ではとても見ていられないけど、今日は沢村さんも一緒なので、怖い時限定で飛びついちゃうかも(笑)」と話すと、沢村が「任せてください。怖くなくても(飛びついて)いいですよ」と早速"エロ男爵"ぶりを発揮。だが彼自身もホラー映画は苦手だそうで、「いまもジェットコースターに乗っているような気分で立っているんですよ……」と不安げ。

上映終了後の会見に登場した沢村、優木、神田は「最後のシーンが本当に怖い!」と口を揃えた。だが本編とは別の驚きもあったようで、「映画を見る私たちの様子を撮影する予定が、カメラマンも映画に見入っていて、背後から肩を叩かれた途端、『うわぁ~!』って(笑)」(優木)、「生まれて初めて、生の男の悲鳴を聞きましたね」(沢村)と上映中のエピソードを明かす一幕も。報道陣から「結局、沢村さんに飛びついた?」と確認された優木は、「それを予防してか、(沢村とは)遠い場所に席が配置されていたんですよ。事務所が配慮したのかも(笑)」と少し残念そうだった。

映画を見終えた優木は「本当にフィクションですよね? リアリティがありすぎて、家で見たら眠れなくなりそう」と感想を述べた

沢村は「低予算で血も出ないのに怖い。相当アイデアの詰まった映画」と話す一方、「あわよくば女性にお触りができるかも(笑)」

「すごく怖がりだけど、怖い物見たさもあって。今日は夫にも駆けつけてもらい、一緒に怖い思いをさせようと思っています」と神田

夫の実業家・西村拓郎氏と鑑賞したという神田は、「カメラマンが悲鳴を上げた後、隣で旦那がずっと笑ってたんですよ。おかげで気持ちを立て直すのが大変でした」。ホラー映画を2人で見て、恐怖は倍増したか半減したかを聞かれると、「半減だったと思います。だって隣でゲラゲラ笑ってるんだもん(笑)」と苦笑いだった。

本作を手がけたオーレン・ペリ監督(右)とプロデューサーのスティーヴン・シュナイダー氏も登壇。監督は「夜眠る時、怖いことが起きたらどうしようと思うことがあるはず。それがこの作品に感情移入できる理由かも」と語った

『パラノーマル・アクティビティ』は、1月30日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかで全国公開。